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この映画はストーリーが分かりづらいので、以下のことを知って観るといいかもしれません。 キルドレは戦争のタメのクローン人間で、過去の記憶は作られたもの。当然歳はとらない。 ユーイチの前任者ジンロウは、ユーイチと同じタイプ(個性)のキルドレ(クローン)。 映画の舞台は、僕らの住む現在の世界と似ているが、別の世界です。 そのため、携帯電話がなかったり、戦闘機が古いゼロセンタイプだったりします。 戦争は、ほぼなくなっている世界ですが、平和の大切さを世界の人々に実感させるため、 どこかでリアルタイムで戦争が起きているという事実が必要らしく、 そのため、戦争請負会社(ロストック社とラウテルン社)というものが存在し、世界の人々に みせるための戦争を行っている。 その戦争は民間人には被害がかからぬよう、特定の場所で戦闘機による空中戦のみ行われ、 決して決着がついてはならない。そして、このことは民間人は知らず、 リアルな戦争が行われていると思っています。 この戦争ショーのために、当然死傷者(犠牲者)が必要。ここで、うってつけだったのが クローンである、キルドレ。いくら死んでも、同じタイプ(個性)のキルドレがつくられ 同じ場所に配属される。永久的に。クローンの人権、命の尊さは無視されてます。 ここまでが、この映画の世界観。で、主人公は女性キルドレのスイト。 昔、スイトは、あるキルドレと恋仲になります。そして、そのキルドレは死にます。 しかし、同じタイプのキルドレがまた、来ます。そして、また恋に落ちるのです。 そして、またキルドレは死にます。また、来て、恋。何故繰り返すのかは、同じタイプの キルドレなので、趣味思考(クセまで)も同じためと、ある程度現在の記憶が、次の キルドレに潜在的に残るためでしょう。この「繰り返し」にスイトは疲れていたのです。 で、何度目かのキルドレ、ジンロウは、この「繰り返し」にきづき、 スイトに殺してもらった。で、次に来た同じタイプのキルドレがユーイチ。 もう恋に落ちないよう、距離を置くスイト。しかし、何も知らぬユーイチはやはり、 スイトに魅かれはじめるのです。また、恋に落ちる二人。 そして、ユーイチもまた「繰り返し」に気づくのです。 しかし、ユーイチはスイトにいいます。「君は生きろ、何かを変えれるまで」 そして、ユーイチは何かを変えるべく、ティーチャーに挑みます。 ティーチャーは恐らく、キルドレ(クローン)のオリジナル(コピー元)。 コピ−はオリジナルに勝てないのか、キルドレはティーチャーには 勝てないのです。もし、勝てれば、何かが変わる。 ユーイチは負けて死にます。そして、次に来た同じタイプのキルドレに 何かを変えようと、タバコをやめたスイトが「待っていたよ」と一言。で、終劇。 で、僕がとらえたこの映画のテーマは、子供に対するメッセージで 「今の世界は、大人たちに用意された、退屈な世界」 →「同じことの繰り返しでも、どこかは少し違う。」 →「たとえ、報われない努力でも、少しの違いをうみだす。」 →「その違いの積み重ねで、何かが変わるかもしれない。」 →「だから、生き続けろ!!」 と受け取りました。なんで、この映画は結構スゴイ。 あと、軽食屋の入口で軍服を来た老人にふれときます。 老人は、顔立ちからマスターの父親と思われます。 この老人の意味は、パイロットが戦闘機から降りる(現役を退く)と死に場所は 空(戦場)ではなく、ただぼんやりと寿命を待つしかないという表現か、 老人はいつも蚊帳の外ということを表現したかったのかなぁと。 |