映画解説

千と千尋の神隠し



今まで観た宮崎映画の中で一番、あ〜だこ〜だと考えられる作品です。
ストーリを簡単にいうと、不思議な世界で子供が豚に変えられた両親を
救うって映画ですが、なかなか深いです。

軸となるテーマはやはり、千尋の精神的な成長でしょう。
冒頭、車の中でぐずってたり、トンネルに入りたがらない臆病者であったり、
釜爺にありがとうも言えなかった千尋が、ハクを助けようとしたり、
礼や挨拶を言えるようになり、またちゃんと自分の考えてることを
言えるようになったりと成長がわかります。
しかし、何故かラストシーンで両親ともに、トンネルを歩いているとき
臆病者にもどってしまいますが。
というか、このシーンは最初トンネルに入っていくシーンと同じ絵、
同じセリフが使われてます。で、車に草がかぶってます。
これ何を表現したかったのでしょうか?
夢から目が覚めたけど、今までのことは本当だったんだよってことを
表現したのでしょうか。ここがイマイチ分かりませんでした。

あとは、登場するキャラクターを何かに比喩するとおもしろいです。
油屋→現代資本主義社会の縮図。働かないと生きれない。

ゆばーば→秩序、法、契約。社会の約束事を現していると解釈。労働も○。

ぜにーば→そのままお金と解釈してもいいし、自由とかでもいいかと。
ゆばーばと合わせて一つなんで、そのへんで考えてみましょう。

カオナシ→コミュニケーションが取れない、自分の居場所を探している。
モノで人をつる。うまくいかないとキレる。現代っ子と解釈。

坊→外の世界を知らない。冒険したがらない。親の過保護などこちらも
現代っ子と解釈。

ハク→自然。自然が人間社会の法、契約にあやつられると解釈。

といろいろ考えられるので、なかなか良い映画だと思います。





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