映画解説

インファナル・アフェア



僕は先に「ディパーテッド」の方を観てたので、まず、「ディパーテッド」と
この「インファナル・アフェア」シリーズ3作の違いを。

マフィア側のスパイがどっぷり悪ではない。
「ディパーテッド」のマット・デイモンはマフィアのボスに育てられた
どっぷり悪で、善になろうとはしませんでしたが、
この作品のラウは、マフィアと手を切り、一警察官として
善に生きようとします。

警察側のスパイ・ヤンの精神科医者がラウの恋人ではない。

警察側のスパイ・ヤンに子供がいて、子供の母親はヤンに隠している。
この設定がイマイチ機能していませんでした。

「ディパーテッド」では、警察側のスパイがもう一人いましたが、
この作品では、ヤンのみ。ヤンと仲の良い、できの悪いキョンという奴が
ニュースで、警察側のスパイと報道されますが、彼は警官ではないです。
3作品にそんな描写はないので。
この報道は恐らく、ラウの仕業です。携帯でヤンに手を組もうと言った後、
数秒の無音のシーンがあります。その後、ニュースが流れ、ヤンが
サムに「すぐ倉庫を確認した方が良い」と倉庫に向かわせ、ラウは警察に
尾行をやめさせ倉庫に待ち伏せて、サムを殺します。
全部、ラウの計画でしょう。数秒の無音のシーンはその計画をヤンに
話していたのでしょう。
そう考えると、キョンはヤンがスパイと知ってて、逃がしたと考えられます。
撃たれてるのにです。となると、キョンの最後のシーンが結構泣けてきます。

この映画は、2時間弱という短い時間でこのボリュームを
表現したところがスゴイです。


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